【アメリカ】オオシロさん ウーマン賞 沖縄誇りに活動 日系婦人会など表彰


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 米ロサンゼルス市民協会と南カリフォルニア日系婦人会は6日、カリフォルニア州モンテベロ市のクワイエット・キャノンで「2018年度ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞」の表彰式を行った。受賞者は、ルーツを誇りに活動する県系3世のビクトリア・オオシロ・ニシウチさんほか、教師退職後も幅広く奉仕活動するジョイス・ワカノ・チンさん、故郷福島との橋渡しを担う紙本典子さん、茶道を通じ日本の歴史・文化を紹介する並木美雪さんの計4人。

花輪を掛け県人会会員と喜びを分かち合うビクトリア・オオシロ・ニシウチさん(中央)

 オオシロさんはハワイ生まれで、幼少期にロサンゼルスに移住。さらに北米沖縄県人会館があるガーデナ市に移り、3世としてスポーツ、ガールズ・スカウトなどに積極的に取り組んだ。隣人に沖縄県人会を紹介されたのがきっかけで、アクティブ・メンバーとして参加するようになった。

受賞を喜ぶ県系3世のオオシロ・ニシウチさん(左)と夫ミツオさん=6日、米カリフォルニア州モンテベロ市

 眞境名本流「愛弦の会」で琉舞を習っていた母親の影響で自身も次第に琉舞に興味を持つようになった。比嘉朝儀さんのウチナーグチクラスにも入会、沖縄文化や歴史に接する機会に恵まれ、「生涯学習生」として登録した。

 さらに北米沖縄県人会のアクティブ・メンバーの一員となってからは、ボランティア活動にまい進。家族をピクニックや他のコミュニティーのアクティビティーに紹介した。いち早くコンピューターにも精通し、県人会にインターネットを取り入れた。多くの会員の指導にもあたり、感謝された。県のウチナー民間大使でもある。

 (当銘貞夫通信員)