名護市ごみ袋、来月から値下げ  20リットル以上、半額に


この記事を書いた人 琉球新報社

 【名護】沖縄県名護市は6月1日から市指定ごみ袋の料金を値下げする。渡具知武豊市長は有料ごみ袋の半額を公約に掲げており、市長の公約実現の一つ目となる。

 市指定のごみ袋は現在、10リットル10枚入りで120円、45リットル10枚入り540円、90リットル10枚入り1080円。1日から10リットルを除く20~90リットルのごみ袋は全て半額になる。10リットルは120円から100円の20円引きとなる。渡具知市長は選挙期間中「ビニールごみの一元化および有料ごみ袋を半額、ごみ分別を5分別にする」と公約を掲げており、渡具知市長が2月8日に就任してから最初の公約実現となる。

 一方、10リットルのみ半額ではなく20円引きとなっていることに、市環境対策課環境衛生係は「他市の料金設定に合わせた」と説明した。他市では45リットル10枚入りは200~300円に設定されており、県内でも名護市は高く設定されていた。

 廃棄物減量化の推進および適正処理に関する条例改正案が市長就任後の3月議会で通り、1日からの施行となる。渡具知市長は「公約をスピード感をもって取り組んでいく」と話した。ビニールごみ一元化とごみ5分別は、実施まで時間がかかるとみている。