【東京で金城実倫】東京ドームで行われた安室奈美恵さんの最後のツアーライブ。最終日の3日、会場は開演前から大勢のファンが駆け付け、長蛇の列をつくった。会場周辺は、ツアーTシャツや安室さんのステージ衣装と同じ服を身にまとった人たちであふれた。ファンらは引退を惜しみながらも、“安室ちゃん”への愛と感謝の思いを共有した。
ツアーTシャツを着て訪れた那覇市の古堅留美子さん(35)は「安室ちゃんが決めた未来が幸せな未来であるように、ファンの一人として、沖縄の人間として願っている」と語った。うるま市から訪れた名嘉山涼さん(21)は「中学の時からファンで今回は福岡のドームツアーに行った。最後の東京ドームは見ることはかなわなかったけど、ドームの外で応援した」と話した。
会場の外には、安室さんへの感謝を込めてファンの女性3人が作ったという横断幕があり、大勢のファンらが寄せ書きした。横断幕を作った女性は「安室ちゃんにありがとうを伝えたかった。自然と人が集まって安室ちゃんへメッセージを書き残してくれた」と笑顔で話した。