大城 周子 
大型の台風５号は１０日午前６時現在、南大東島の南西約１６０キロにあり、発達しながら１時間に約２５キロの速さで東北東に進んでいる。中心気圧は９７５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル。
沖縄気象台によると、沖縄本島地方と大東島地方が相次いで風速１５メートル以上の強風域に入っている。大東島地方は昼前から夕方にかけて暴風域に入ることが予想される。本島地方は昼前まで強風域が続く見通し。
台風の南東側２２０キロ、北西側７０キロが暴風域となっている。県内への最接近は本島地方が１０日朝、大東島地方が１０日昼前となる見込み。
１０日に予想される最大風速は、大東島地方で３０メートル、沖縄本島地方は１５メートル。波の高さは大東島地方で８メートル、沖縄本島地方で５メートルの予想となっている。波はうねりを伴っており、沖縄気象台が注意を喚起している。
暴風域に入ることが予想される大東島地方では、暴風警報や波浪警報が発令され、気象台は雷や突風にも注意を呼びかけている。大東島地方は１時間に４０ミリの激しい雨が予想され、１１日午前６時までの２４時間雨量は８０ミリを予測している。【琉球新報電子版】
