【台風５号】大東島、暴風域抜ける

　大型で強い台風５号は１０日午後３時現在、南大東島の東北東約１２０キロにあり、１時間に約３５キロの速さで北東へ進んでいる。中心気圧は９７０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートル。

　沖縄気象台によると、１０日午前９時すぎから風速２５メートル以上の暴風域に入っていた大東島地方は同日午後３時ごろに暴風域を抜けた。

　１０日午前４時１６分に大東島地方へ発令されていた暴風警報は同日午後４時２６分に解除された。沖縄本島地方は１０日午前９時すぎに風速１５メートル以上の強風域に入り、同日午前９時ごろには強風域を抜けた。

　台風５号は今後、勢力をやや弱めながら北東へ進み、大東島地方から遠ざかる見込み。北大東島では１０日午前９時８分に最大瞬間風速２８・３メートル、南大東島では１０日午前８時１６分に最大瞬間風速２５・９メートルを記録した。

　大東島地方では１０日夜遅くにかけて大しけが続く見込み。１０日に予想される波の高さは大東島地方で７メートル、沖縄本島地方で４メートル。波はうねりを伴っており、沖縄気象台が注意を喚起している。