社会

「海を殺さないで」 市民らが抗議 辺野古新基地建設

K4護岸で砕石を投入する工事車両=12日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブでの新基地建設現場では、12日も埋め立て区域南側を覆うK4護岸の建設工事が進められた。

 K4護岸では、3カ所で砕石の投入が行われていた。ダンプカーが運んできた砕石を、クレーン車やショベルカーを使って護岸先端部に投入する作業が繰り返された。白い砂煙を上げたり、「ゴゴゴ」「バラバラ」と大きな音を立てたりする様子も見られた。


オイルフェンスをカヌーで乗り越えようとする市民と、阻止しようとする海上保安官たち=12日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸

 新基地建設に反対する市民ら約20人は、カヌー13隻と船2隻を出し、抗議の声を上げた。市民らは、護岸建設現場付近に張り巡らされたオイルフェンスを乗り越え、工事を阻止しようとしたが、警備に当たっていた海上保安官に拘束された。海上保安官らは約10隻のゴムボートに分乗し、約60人で警備していた。

 市民らは「海を殺さないで」「砕石を落とさないで」と訴える声を上げたが、砕石が海中に投入される音にかき消されていた。【琉球新報電子版】