スポーツ

「足の裏 空へ」感覚つかむ 當山(女子棒高中商3年)大会新V 全九州高校体育大会

女子棒高跳び 3メートル40の大会新記録を跳び優勝した中部商の當山瑠音=17日午後、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場(中川大祐撮影)

 全九州高校体育大会は17日、各県で行われ、陸上は女子棒高跳びで當山瑠音(中部商)が大会新の3メートル40で初優勝した。男子走り幅跳びは小川脩平(同)が7メートル42で1位だった。

 女子棒高跳びの當山瑠音(中部商業3年)が大会記録を10センチ更新する3メートル40で、今大会沖縄県勢最初の優勝を手にした。「最近はけがもあって調子も戻らず、不安だったんです」と胸の内を吐露しながらも、表情には晴れやかさがあった

 県高校総体は同種目で優勝するも太ももを痛めていた。その後は痛みもあり、スプリントの練習が中心で跳ぶ感覚が次第になくなっていった。今日も空中姿勢がキープできず「ポールにぶら下がっているような変な感覚で跳んでいた」。

 山口華怜(鹿児島)と一騎打ちとなった3メートル30は、2度失敗。大城正治監督は「とにかく足の裏を空に向けろ」と當山にアドバイスを送った。最後の試技で空中姿勢がけがをする前の感覚だったことから跳んでいる最中に「この感覚だ」と跳び切り優勝を決めると、思わず喜びの叫びを発してたという。「跳べたことよりも感覚が戻ってきたことがうれしかった」

 大会新で自己ベストでもある3メートル40は1回目は失敗。足の裏を空に向ける空中姿勢を意識した2回目で越えた。県高校記録を狙った3メートル51は「跳びたい」という気持ちが力みとなり、成功できなかった。

 昨年の全国総体では記録なしに終わり悔しさが残った。「自己ベストと県記録更新を狙いたい」と言葉に力を込める表情は高校最後の全国総体での大ジャンプを予感させた。
 (屋嘉部長将)



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