在沖米軍基地撤退と新基地建設断念求める F15墜落事故で北中城村議会が全会一致


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F15戦闘機墜落事故への抗議決議を全会一致で可決した北中城村議会=19日、同村議会

 【北中城】北中城村議会(比嘉義彦議長)は19日、米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が墜落した事故に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。決議では全ての在沖米軍基地の撤退と名護市辺野古への新基地建設の断念なども求めた。

 抗議決議と意見書ではほかに①安全性が確保されるまでのF15戦闘機の飛行訓練の中止②事故原因の徹底究明と再発防止策の実施③全航空機の住民居住地上空での飛行訓練の禁止―を求めた。

 抗議決議は駐日米国大使、太平洋空軍司令官、在日米軍司令官、在沖米四軍沖縄地域調整官、在沖米国総領事宛て。意見書は首相など宛て。【琉球新報電子版】