沖縄戦慰霊塔、県が状況調査 設置者高齢化で管理困難


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 沖縄戦で犠牲になった人たちの慰霊塔・慰霊碑の現状を把握するため、沖縄県が慰霊塔の管理状況を調査することが26日、県平和援護・男女参画課への取材で分かった。慰霊塔を巡っては、設置者の高齢化によって管理が難しくなるなどの問題が出ている。

 県は2012年度にも慰霊塔を調査しており、県内には440カ所あると判明している。12年調査では建てられた場所や時期、管理者、納骨がされているかどうかなどを確認した。

 今回の調査は、前回結果を基に聞き取りや実地調査をして現状を調べる。県は26日に一般競争入札を実施し、委託業者が決まった。18年度末までに結果をまとめる。