【宮古島】宮古島市やタクシー会社、カード会社など8者が2日、沖縄県宮古島市役所平良庁舎で会見を開き、宮古島への観光客に向けたキャッシュレス決済環境の提供などを目的とした実証実験を2日から実施すると発表した。市内のタクシー会社全13社や小売店などでクレジットカード決済環境を順次整備し、タクシー利用時や買い物をした際のキャッシュレス決済需要に対応する。実証実験は2019年2月28日まで行い、結果を踏まえて本格導入を検討する。
実証実験は宮古島市、宮古島商工会議所、宮古タクシー事業協同組合、沖縄銀行、琉球銀行、銀聯国際、リンク・プロセシング、NTTドコモの計8者が参加。宮古島ではクルーズ船の寄港などにより外国人観光客が急増。カード決済を望む外国人観光客は多い一方で、島内のタクシーはキャッシュレス化が進んでいない。観光客の利便性の向上や業務効率化などを見据え、キャッシュレス環境を整える。
会見で下地敏彦市長は「新たな時代の幕開けだ。煩雑な手続きを省き、購買意欲の向上につながるといい」と期待を寄せた。