沖縄国税事務所が2日に公表した沖縄都市モノレール(ゆいレール)各駅前の路線価(1平方メートル当たり)は、対前年変動率の平均がプラス11・2%となり、6年連続で上昇した。全ての駅の路線価が上昇するのは初めて。県不動産鑑定士協会の大城直哉会長は「モノレール駅周辺や那覇中心は全体的に好調で、さらなる路線価の上昇もあり得る」と語った。
路線価が最も高かったのは、県庁前駅の57万円で、前年比変動率はプラス9・6%だった。次いで牧志駅が40万円(同プラス21・2%)、旭橋駅は38万円(同プラス11・8%)となり、美栄橋駅も32万円(同プラス14・3%)だった。中心部であり観光も盛んな国際通り周辺や再開発事業が進む旭橋駅がモノレール駅前の路線価の上位を占めた。
前年比で変動率が最も大きかったのは牧志駅で、次いでおもろまち駅は同プラス19・5%の24万5千円、赤嶺駅は同プラス16・1%の18万円と続いた。
2017年分で変動率が横ばいだったのは赤嶺駅と儀保駅だが、儀保駅も同プラス4%で13万円となった。