【名護・今帰仁】台風7号の接近に伴い、交通規制中の古宇利大橋で2日、勝手にゲートを開閉して通過する車両が複数確認された。強風が吹き、横殴りの雨が降る中での出来事で、橋を管理する県北部土木事務所は「危険だからやめてほしい」と強調した。
強風のため、土木事務所は今帰仁村古宇利と名護市済井出を結ぶ古宇利大橋で、両端のゲートを閉めて通行止めにした。しかし同日午前8時ごろ、古宇利方面から連なって橋を渡る3台の車を記者が確認した。
3台が名護側のゲートまで来ると、先頭車両の助手席から男性が降りてゲートを開けた。3台が通り抜けた後、男性はゲートを閉めて車両に戻り、その場を後にした。付近には、横風への注意を呼び掛ける電光掲示板もあった。
県北部土木事務所は、風速20メートルを越えると、安全確保のため橋の通行を規制する。担当者は「(交通規制時に)ゲートを開けて橋を通過する行為はとても危険。やめてほしい」と話した。