10月21日投開票の沖縄県の那覇市長選挙で、自民党沖縄県連沖縄1区支部などでつくる市長選選考委員会(山川典二委員長)は8日午前、幹事会を開き県議の翁長政俊氏(69)の擁立を全会一致で決定した。午後に開かれる選考委員会で正式に決定する。
那覇市長選を巡っては、市政与党が城間幹子氏(67)を擁立する方針で城間氏も出馬に前向き姿勢を示しており、一騎打ちとなる公算が大きい。
翁長氏を選出した理由について、山川委員長は「政治経験や行政経験もある。先頭に立ってまとめる力がある」と説明。同日選が見込まれていた県知事選より3週間日程が早まったことから「短期決戦になるので知名度や即戦力としても翁長氏を選定した」と述べた。
選考委は4月28日に発足。15人から選考を進めてきたが、6月には翁長氏のほか、県議の西銘啓史郎氏や経済界関係者、元市幹部の5人に絞り込んでいた。【琉球新報電子版】