県民投票、街頭署名強化へ きょう、西原でシンポジウム


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
8日のシンポジウムに来場を呼び掛ける「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表(左から3人目)ら=6日、県庁

 名護市辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票の実施を目指す「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表らが6日、県庁で記者会見を開いた。会は残り2週間余りの署名期間で県知事への直接請求に必要な署名数を確保するため街頭署名に力を入れることを決め、元山代表は「(法定数の)最低ラインをしっかり集め、それ以上の数字を超えていきたい」と意欲を示した。

 同会は5月23日から署名集めを開始した。県民投票を実現するためには今月23日までに有権者の50分の1にあたる2万3千筆あまりの署名を集める必要がある。同会が集めた署名数は6日正午時点で1万4291筆と、必要な数の約6割にとどまっている。

 会見に同席した瑞慶覧長風さん(25)は「署名が集まらないのは、署名したくても署名簿がまわってこず、どこに行っていいか分からないからだ。ボランティアスタッフが圧倒的に不足している」と訴えた上で「空き時間があれば、1、2時間でも1日でも一緒に活動してほしい」と呼び掛けた。

 会見では台風の影響で8日に延期されたシンポジウム「話そう、基地のこと。決めよう、沖縄の未来。~10代、20代が語る沖縄の未来~」への来場も呼び掛けた。シンポジウムは午後1時半から西原町翁長の沖縄キリスト教学院シャローム会館で開かれる。問い合わせは同会(電話)098(951)3655。