宇根(ソフトボール)日本代表入り 吉村はアシスタントコーチ


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男子ソフトボール日本代表に選ばれた宇根良祐のバッティング

 【中部】8月28日から9月1日までチェコ・プラハで開かれるソフトボールの世界大会インターコンチネタルソフトボールカップ2018の日本代表に、沖縄県読谷村出身の宇根良祐内野手(22)=読谷高―岡山・環太平洋大―平林金属=が選出された。県ソフトボール協会によると、男子ソフトボールの日本代表に県出身者が選ばれるのは宮平永義投手(当時中部工業高校教諭)以来、18年ぶり2人目。宇根は「大会まで残り1カ月。質の高い練習で好成績を残したい」と意気込んでいる。大会には、北谷町出身の吉村啓(41)=北谷高校―中京大―平林金属=もアシスタントコーチとして選ばれた。

 宇根は2014年、カナダで開かれた第10回世界男子ジュニア選手権大会に男子U19日本代表として出場。全試合で安打を放つ好成績を残し、日本の銅メダル獲得に貢献した。現在は、岡山県の平林金属で内野手として活躍している。

 一方、吉村は16年にU19日本代表アシスタントコーチに就任し、優勝に導いた経歴を持つ。17年からは、日本代表のアシスタントコーチを務めており、平林金属男子ソフトボールの監督も務める。

 吉村は「同郷の宇根が代表として選ばれた。世界で戦うのはなかなかない良い機会。世界一を目指して頑張りたい」と優勝を展望した。

男子ソフトボール日本代表に選ばれた宇根良祐

 代表選考会は7月6~8日、岡山県内で開かれ、50人の強化選手の中から、17人が日本代表として選ばれた。日本ソフトボール協会が17日までに、サイト上で公表した。

 宇根が出場する大会は、今年から新たに開催される。アフリカやアジア、ヨーロッパなど各大陸からトップランクの男子ソフトボール代表7チームが出場し、世界最強を決める。

 2019年には、2年に1度開かれる世界選手権がチェコで予定されており、今回はそのプレ大会として位置づけられる。

 代表決定の知らせを受け、宇根の父・良三さん(67)は「代表までは無理だろうと思っていたが、息子から連絡を受け、親戚中が感動している」と喜び、世界大会での活躍に期待を寄せた。