台風10号は21日午前9時現在、名護市付近にあり、時速約25キロで北西へ進んでいる。
台風は今後、東シナ海をやや発達しながら北西へ進み、沖縄地方から遠ざかる見込み。暴風警報は午前8時10分に本島中南部が解除された。本島北部は昼すぎまで暴風警報が続く見通し。
北大東空港では21日午前1時3分に最大風速31・4メートル、最大風速24・5メートルを観測し、南大東村で同日3時54分に最大瞬間風速30・5メートルを観測した。
本島地方では国頭村奥で午前5時52分に最大瞬間風速24・8メートル、午前3時49分に大風速14・2メートルを観測した。
21日午前9時までの県内の警察署や消防署などへの取材によると、台風による被害情報は確認されていない。
午前9時現在の中心気圧は985ヘクトパスカルで最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。中心の北東側500キロ以内と南西側330キロ以内では風速15メートル異常の強い風が吹いている。
沖縄気象台は本島北部では21日夜のはじめごろまで、大東島地方では21日昼前まで、南の強い風が吹く見込みであるとして引き続き注意を呼び掛けている。【琉球新報電子版】