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FC琉球、痛恨ドロー YS横浜に1―1

FC琉球―Y.S.C.C.横浜 前半終了間際、横浜の北脇健慈の強烈なシュートを好セーブした琉球の朴一圭=21日夜、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(古堅宗陽撮影)

 サッカー明治安田J3の第19節、FC琉球は沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでY.S.C.C.横浜と戦い、1―1で引き分けた。琉球の連勝は4で止まり、通算成績を10勝5分け3敗とし、勝ち点は35、リーグ首位は維持した。琉球は後半18分に増谷幸祐の縦パスに反応した富樫佑太がシュートを放ち、一度は相手GKに止められるもこぼれ球を押し込み先制した。前半からゴールに攻め込まれる場面が多く見られたが、GK・朴一圭を中心に守備陣がゴールを割らせなかった。しかし試合終了間際の42分に同点ゴールを決められ、惜しくも白星を逃した。琉球は次戦、8月25日午後6時から、ホームのタピック県総ひやごんスタジアムでグルージャ盛岡と戦う。

(2)沖縄県陸(YS横浜1勝1分け)
琉球 10勝5分け3敗(35)
 1―1(0―0,1―1)
Y横浜 5勝8分け5敗(23)
▽得点者 【琉】 富樫(10)【Y】 後藤(2)
▽観客 1289人

 【評】ともにボールポゼッションの高いチームの対戦となった試合は琉球がシュート17本、横浜が16本と打ち合うも、互いにゴールネットを揺らせたのは一度のみだった。琉球はシュート本数以上に横浜から攻め込まれる場面が多く見られたが、GK・朴一圭の好セーブが何度も窮地を救った。

◆一から修正
 金鍾成監督(FC琉球)の話 選手の積極性が欠けていたところもあったが、連戦で疲労があったのも原因なのかもしれない。この試合で駄目だったところを一から見直し、修正していく。この1カ月間でチームをさらに成長させたい。

◆見応えあった
 樋口靖洋監督(Y.S.C.C.横浜)の話 つなぐサッカーをするチーム同士、見応えがあるゲームだった。リーグ1位の琉球に対し、よくボールを回せられていた。

◆堅守も最終盤に隙
 試合終了の笛が鳴ると、選手全員が肩を落とした。クラブ史上最多のリーグ5連勝まであと一歩だった琉球。最終盤に守備間のわずかな隙を突かれ、同点とされ試合を終えた。金鍾成監督は「勝ち続けたことで、選手間で守備に対する意識が弱まっていた」と連勝による気の緩みを冷静に振り返った。

 YS横浜はシーズン前半にアウェー戦で敗れている。琉球と同じくパスサッカーを得意とする相手と序盤から一進一退の攻防を繰り返したが、両チームの堅守で無得点のまま後半へ。均衡を破ったのは琉球だった。後半18分、味方のスルーパスを受け取った富樫佑太が駆け上がり、GKと1対1に。放ったシュートは一度跳ね返されるも、こぼれ玉をしっかり押し込んだ。

 得点後に何度もペナルティーエリア内まで攻め入るが、追加点は挙げられず時間が過ぎる。

 終了3分前、守備間の空いたスペースに浮き球のパスを通され、同点弾を許した。リードしていてもパスを奪われるシーンもあり、富樫は「守備間でボールを見合ってしまう場面もあった。スペースを生んでしまった」と連係のちぐはぐさが要因となった失点を悔やんだ。

 朴一圭主将は「試合終盤にかけて、メンバー同士でプレーに関する共通認識が甘くなった。修正を図りたい」と立て直しを強調。次節まで約1カ月の空いた期間での課題修正を掲げた。
 (喜屋武研伍)