8月4日に豊見城市民体育館で行われる女子ボクシングのWBOアジアパシフィックバンタム級の王座決定戦に挑む平安山裕子(平仲ジム)が21日、豊見城市の平仲ボクシングスクールジムで練習を公開した。パワーと体力で押すスタイルにフットワーク技術を上乗せしている平安山は「必ずベルトを取ります」と力強く語った。
平安山はOPBF東洋太平洋女子バンタム級の王座を返上し、今回の王座決定戦に臨む。WBOが承認したファン・イン(中国)との対戦に向け、減量も順調に進んでいると言い「一度王者になって精神的に変わった」と調整も安定している様子。ジャブのうまい相手に対し「相手の正面に立たず、顔をしっかり動かしていく」と話し、足の使い方も意識しているという。
ベルト獲得へ挑む立場に戻った今、「平仲信明会長、マネジャー、コーチ、仲間がサポートしてくれる。必ずベルトを取る」と意気込んだ。
当日の「MUGEN 挑 vol.9」は全10試合。平仲ジムの荻堂盛太もライトフライ級8回戦で試合を行う。昨年9月にOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦に敗れて以来の試合だ。「試合後3カ月は完全にボクシングから離れたが、自分にはここ(リング)しかないと気付いた。まだ燃え尽きてはいない。王者を目指すので応援お願いします」と意欲を見せ、来場を呼び掛けた。