【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事は23日、午前9時台に計167台の車両がキャンプ・シュワブ内に資材を搬入した。
市民ら約30人が座り込み抗議をしたが、県警機動隊に強制排除された。
海上では、K4護岸で砕石を並べているとみられる作業が確認された。
工事車両の基地内への出入りに際して、県警が交通規制材(バリロード)を移動させて市民を排除し、歩道上に立ちふさがって市民の通行を制限したことに、市民から「職権乱用だ」などと非難の声が上がった。ゲート前のフェンスには防衛局によって「ここは歩行者通路です。立ち止まらず速やかに通行して下さい」と印字した張り紙が貼られている。
午前9時の搬入時には、赤嶺政賢衆院議員(共産)がゲート前を訪れて「辺野古に基地を造らせないために一緒に頑張ろう」と市民を激励した。【琉球新報電子版】