ことしも大相撲沖縄場所 12月15、16日宜野湾 美ノ海らがPR


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12月15、16日に行う大相撲沖縄場所をPRする実行委と美ノ海関(右から2人目)=24日、県庁

 4年連続となる大相撲沖縄場所が12月15、16の両日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示場で開かれる。24日、同実行委員会や日本相撲協会関係者らが県庁を訪れ、会見を開き来場を呼び掛けた。名古屋場所で新十両として奮闘したうるま市出身の美ノ海関も参加し「一生懸命勝ち続けて、沖縄巡業に参加できるように頑張ります。沖縄を相撲で盛り上げていきます」と沖縄場所の成功を願った。

 好評を受けて今年も行う沖縄での冬巡業は、午前9時から開始予定。巡業ならではの朝稽古やちびっこ相撲、髪結いや太鼓打ち分けの実演も行われる。その後は、幕内や横綱の土俵入りから笑いを誘う初っ切りを経て、幕内力士らによるトーナメント戦が行われる。優勝賞金は200万円。チケットの販売は8月11日から、ファミリーマートのファミポートで購入できる。

 実行委員長でもある竹岡剛勧進元は、毎年開催を続けることで、巡業を待ち望む問い合わせが増えていることを報告。「地域振興や観光、青少年の健全育成にもつながる意義ある行事。沖縄の12月の風物詩にしていきたい」と意欲を語った。日本相撲協会巡業部の千田川親方(元小結・闘牙)も「迫力ある相撲を目の前でみてほしい」と呼び掛けた。

 十両昇進で、しこ名を木崎から改めた美ノ海は、名古屋場所で5勝10敗と負け越したが、「実力で負けてはいないが、初めてのことが多くて対応できなかったことが大きい。後半でようやく落ち着きを取り戻し、白星が続いた」と振り返った。沖縄場所に向けては「関取として沖縄巡業に参加したいので、しっかり頑張ります」と意気込んだ。

 問い合わせは大相撲沖縄場所実行委員会(電話)098(890)5577。