8月1日に開幕する第1回沖縄空手国際大会(主催・同実行委員会、県、沖縄伝統空手道振興会)を前に、県文化観光スポーツ部の山城貴子文化スポーツ統括監と山川哲男空手振興課長が25日、県庁で記者会見を開いた。大会には、23日までに世界50の国と地域から延べ3561人が参加を申し込み、県主催の空手世界大会として過去最大となる見通し。山城統括監は「愛好家だけでなく、県民にとっても沖縄空手の魅力や沖縄発祥の空手が世界中で愛され、普及していることを改めて実感できる大会になる」と多くの観戦を呼び掛けた。
今回の大会では首里・泊手系、那覇手系、上地流系、古武道(棒)、古武道(サイ)の5部門に分かれ競い合う。審判も、部門ごとの空手家がそれぞれの伝統の型を評価する仕組み。山川課長は「(沖縄空手の)より正確な型の保存継承につながる。海外からも厳しい評価を受け、沖縄の底力も試される」と期待を寄せた。
開会式は1日午後0時半から那覇市の県立武道館アリーナで行われる。2日と3日は海外・県外予選が行われ、4日から本大会のトーナメントが始まり、5日に決勝を実施する予定。6日と7日はセミナーが行われる。入場無料。
期間中は県立武道館と沖縄空手会館の一般駐車場に加え、那覇軍港も臨時駐車場となる。県は軍港と各会場を結ぶ無料シャトルバスを午前8時から午後8時まで15~20分おきに運行する(初日と最終日の運行終了時間は異なる)。問い合わせは県空手振興課(電話)098(866)2232。