おきぎん経済研究所(東川平信雄社長)は27日、4月に開催された第10回沖縄国際映画祭の経済波及効果の試算結果について、総合効果で約80億2266万円になると発表した。雇用誘発効果は推計で約582人だった。
今回は第10回の節目で、主催者の同実行委員会が各会場で県外、海外からの客数などを調査したことから、試算が可能になった。
主催者やスタッフ、県外海外からの客は合計4万5千人余で、宿泊費や飲食費などの支出は合計で37億9255万円だった。運営費や宣伝広告費など映画祭開催運営等による需要増加額は6億2598万円で、直接効果は44億1853万円と試算した。賃金などの雇用者所得誘発額は22億753万円となった。