「K4護岸」開口部が閉鎖 市民らがゲート前で抗議


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砕石が投下され、つながったK4護岸の開口部=2日午後、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を伴う新基地建設工事で、沖縄防衛局は2日午前から、辺野古崎南岸のK4護岸埋め立て予定区域2の開口部に砕石を投下する作業が進められ午後2時に閉じた。

 7月19日の辺野古崎先端部の埋め立て区域「2―1」に続き2回目の閉鎖となり、護岸に囲まれた区域が2カ所になった。

 2日は悪天候のため海上抗議行動は行われなかった。新基地建設が始まる前からカヌーで抗議している男性は「海に出られないことがとても悔しい。負けずに工事を止めたい」と話した。

 ゲート前では午後1時までに325台の大型工事車両が中に入った。約80人の市民が「沖縄の美しい海を壊すな」と声を上げて訴えた。【琉球新報電子版】