人口2400人の島、キャッシュレス推進 琉球銀行が西表島で取り組み


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カード加盟店サービスの提携を発表した琉球銀行の松原知之専務(右)と西表島交通の玉盛雅治社長(左)、西大舛高旬竹富町長=2日、沖縄県の竹富町役場

 琉球銀行(沖縄県那覇市)はこのほど、同県竹富町西表島でカード決済が可能な店舗・事業所の増加を図るため、西表島交通(玉盛雅治社長)に加盟店開拓業務を委託した。竹富町役場で2日、記者会見して発表した。地元企業との提携により西表島の「キャッシュレスアイランド」化を進め、島の活性化にもつなげたい考えだ。

 西表島の人口は約2400人で、年間30万人以上の観光客が訪れる。一方で島内にある200以上の事業所・店舗ではほとんどカード決済ができないという。 西表島交通は今後、キャッシュレス化による購買額増加や事務作業軽減などのメリットを事業所にアピールするほか、地域住民にも利便性の浸透を図ることでカード決済可能店舗の増加を図る。

 琉銀は加盟店舗にクレジットカードや電子マネーの決済サービス22種類に対応できる決済専用端末を安価でレンタルする。西表島交通には加盟店手数料の一部を支払う。