宜野湾市長選 与党、松川氏を擁立へ 佐喜真氏の後継候補


この記事を書いた人 大森 茂夫
松川正則氏

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長が11月の県知事選に出馬することに伴い、年内に実施される宜野湾市長選に向け、市政与党の候補者選考委員会(座長・又吉清義県議)の幹事会が6日、宜野湾市内で開かれ、副市長の松川正則氏(64)を擁立する方針を固めた。7日の選考委で正式に決定し、出馬を要請する見通し。

 これまで知念春美市教育長(66)、呉屋等市議(55)、安次富修元衆院議員(62)も候補に挙がっていたが、松川氏の副市長としての知名度の高さや、市長の側近として佐喜真市政を支えてきた実績を評価した。

 会合後、又吉県議は一本化された候補者の名前を伏せた上で、取材に対し「いろんな角度から議論し、決めた。(候補者本人は)選考委で決まれば、やる意思はあると伺っている」と語った。

 市長選を巡っては、市政野党の候補者選考委員会も6日に宜野湾市内で会合を開いた。新垣清涼(68)、宮城一郎(51)両県議、桃原功市議(59)の名前が挙がっているが、3氏とも出馬に難色を示しており、擁立決定に至っていない。