燃えた、真夏の激闘  全島闘牛大会


この記事を書いた人 大森 茂夫
力強く土俵際に相手を押し込む中量級で優勝した、古堅モータース☆黄龍(右)=12日午後、うるま市のうるま市石川多目的ドーム

 【うるま】沖縄県内最強牛を決める「第9回夏の全島闘牛大会」(県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)が12日、うるま市の石川多目的ドームで開かれた。県内19闘牛組合から20頭が出場し、中量級(970キロ以下)と軽量級(850キロ以下)の県内一を決した。最大の見どころとなった中量級は、3度目防衛に挑んだ古堅モータース☆黄龍が挑戦牛の梨夢神との激闘の末、連覇を果たした

 シーの一番、中量級は、前回王者の古堅モータース☆黄龍と9戦全勝中の梨夢神の一戦。両牛とも長期戦を得意とし、約25分の激闘を繰り広げた。最後は古堅モータース☆黄龍が角を下に潜り込ませる「掛け」技から壁際へ押し込み、粘り勝ちで防衛を成し遂げた。

 軽量級は、5度目防衛を目指す琉神一輝に、太く鋭い角での掛け技が得意な二代目テスリ産業パンダが挑戦。二代目テスリ産業パンダが得意の掛け技を繰り広げ、新王者に輝いた。