普段の食事 栄養確認 働き盛り対象に巡回相談 沖縄・北中城


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食育SAT体験と栄養指導を受ける参加者ら=6日、琉球銀行北中城支店

 【北中城】沖縄県北中城村は、働き盛り世代の健康増進を図ろうと「おでかけSAT(サッと)体験」を村内各所で実施している。6日は琉球銀行北中城支店に出向き、食育SATシステムを活用した栄養相談や健康相談を開いた。日本栄養士会が制定した8月4日の「栄養の日」に合わせたイベント「栄養ワンダー2018」も同時に開催され、参加者へ果物や野菜ジュースの試供もあった。

 村は「村民の健康づくり推進事業」として、働き盛り世代の健康意識の向上を図っている。SAT体験は同事業の取り組みの一つで、普段の食事と同じ実物大の食品サンプルを選び、食事に含まれる栄養素やバランスを測定する。食事の嗜好(しこう)が分かり、それぞれに合わせた栄養指導ができる。

 同イベントはこの日のほか、7月6日に沖縄銀行北中城支店でも開催された。日頃、検診や健康相談に行くことが困難な働き盛り世代の健康づくりが目的。

 初めて参加した玉寄文子さん(47)は「ゲーム感覚で気軽にできた。食事は十分気を付けているつもりだったが、脂質が少しオーバーしていたので健康を意識した食事をしたい」と話した。