【ボリビア】大江先生おかえりなさい 7年ぶり再会喜ぶ


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7年ぶりの再会を果たした大江隆喜先生(前列左から4人目)と教え子ら関係者=9日、ボリビア

 先生、お帰りなさい―。沖縄県の教員派遣事業でボリビアにあるオキナワ第一日ボ校に派遣された大江隆喜さんが、沖縄県人ボリビア移住110周年記念祭に出席するため、ボリビアを再び訪れた。9日夜、歓迎会が開かれた。当時の教師や婦人会バレーボール部のメンバー、在校生ら約20人が参加した。参加者は7年ぶりの再会を喜び、思い出話に花を咲かせていた。

 大江さんは2010年4月~12年3月、オキナワ第一日ボ校に派遣され、日本語と体育を教えた。第一婦人会バレーボール部の監督も務め、ママさんバレーボール大会でチームを優勝に導いた。現在、八重山高校に勤め、陸上部監督を務めている。歓迎会では「子どもたちを見て、成長ぶりに驚いた。再会でき、うれしい」と話した。

 当時、選手だった知花春乃さんは、ママさんバレーボール大会で優勝したことが印象的だったと話した。これに対して大江さんは「ボリビアに到着したその日に、婦人会からバレーボール部監督の依頼を受けた。熱いまなざしで、有無を言わさない威圧感があった」と笑いが込み上げるエピソードを紹介した。学校運営委員長の中田丞さんは「これからも沖縄とボリビアの懸け橋として、頑張ってほしい」と期待した。
 (安里玉元三奈美通信員)