【アメリカ】訪米10人を県人会歓迎 高校・大学生事業


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 海邦養秀ネットワーク構築事業で米国を訪問している沖縄の高校生と大学生10人を歓迎しようと、北米沖縄県人会(エディ・神谷会長)が11日、米カリフォルニア州ガーデナ市の県人会ヤマウチ・ビルで会を催した。学生らはそれぞれ自己紹介した=写真。訪米の感想を語る際、感動のあまりむせび泣き、言葉にならない学生もいたが、全員が米国派遣に感謝していた。8日間の滞在で、生きた英語やパイオニア移民の生活を学ぶほか、ホスト・ファミリーとの生活体験をする。

 名桜大学1年の新里航平さんは「多くのことを学び、学んだことを沖縄に住む人たちに知ってもらえるように努力したい」と語った。将来は各国の県人会を結ぶ「助け合いの場」づくりに取り組みたいとした。

 具志川高校3年の瑞慶山姫菜(ひいな)さんは歓迎会について「ウエルカム(歓迎)ムード一杯で感動した」とし、「琉球芸能、特に胡弓(こきゅう)と三線に大きな興味があり、琉球新報のコンクールで新人賞を取りたい」と意気込んだ。

 学生らは滞在中、日系博物館や日系企業を見学するほか、県人会のウチナーグチクラスにも参加する。メジャーリーグの試合も観戦する予定。
 (当銘貞夫通信員)