経済

名護―伊是名・伊平屋に航路 1日2便、今月中に就航へ 西部トラベル

西部トラベルが名護市、伊是名村、伊平屋村間で就航を予定している新旅客船「いーしま」=20日、名護漁港

 旅行業の西部トラベル(富山県、村田寛社長)が沖縄県名護市と伊是名村、伊平屋村を結ぶ新たな旅客船「いーしま」を就航させることが20日、分かった。2017年5月に沖縄総合事務局に旅客不定期航路事業として許可を受けたが、使用船を変更したため再申請している。総合事務局が改めて港湾管理者の県に使用の照会をしている。

 同社は8月中の就航を目指すとしている。両村へは今帰仁村の運天港からフェリーが出ているが、名護市と直接結ぶ便となる。村田社長は取材に「伊是名、伊平屋の皆さんの新たな交通手段として利用してもらいたい」と話した。

 「いーしま」は総トン数19トンで、最大速力は22・5ノット。最大旅客数53人で名護漁港発で1日2便(午前9時、午後2時)を予定している。名護―伊是名を約1時間40分、伊是名から伊平屋を約30分で航行する。

 村田社長によると、3年前に開いた伊是名、伊平屋両村民との意見交換で「大きな病院にもっと気軽に行きたい」との要望が多かったことがきっかけで就航に取り組んだという。

 両村のフェリーが航行する運天港からは、県立北部病院や北部地区医師会病院のある名護市までバスで1時間以上はかかる。村田社長は「病院に行こうにも泊まりがけになる状態だ。それが少しでも解消できればと考えた」と話す。

 同社は那覇市に沖縄支店を置き、座間味村阿嘉島などでのダイビングやリゾートウェディングでの海中撮影なども行う。村田社長は「培ったノウハウを生かして、観光客へのアピールを進めて観光産業の発展にも貢献したい」と意気込んだ。

 乗船料は名護―伊是名、伊平屋を巡ると往復大人4500円・小人2300円、名護―伊是名は往復大人3240円・小人1620円、伊平屋―名護は往復大人4320円・小人2160円、伊是名―伊平屋は往復大人1200円・小人600円と設定した。
 (佐野真慈)