【名護】オリオンビール(浦添市、與那嶺清社長)は21日、新たなビール醸造工場の地鎮祭をオリオンビール名護工場内で開いた。2020年10月からの稼働を予定している。
オリオンビールによると、現在稼働している缶と樽生の醸造工場は20年目に入り、設備が老朽化している。今回の新設は名護工場では20年ぶりの大規模な設備投資となる。新たな機器を投入することで、現在の稼働率約80%から10%以上高め、90%以上の稼働率を見込む。
総事業費は約50億円。鉄骨造6階建てで延べ床面積は約1万291平方メートル。地鎮祭にはオリオンビール幹部や工事を請け負う国吉設計、基土木の関係者も参加し工事の安全を祈願した。
名護工場の石川雅弘専務工場長は「効率よく製造し、顧客に求められたものに応えていきたい。地域に優しい工場として、新鮮でおいしいビール造りをしていきたい」と強調した。