会員同士の親睦を深める北米沖縄県人会(エディー神谷会長)恒例のピクニックが7月15日、カリフォルニア州サウスエルモンテ市のウイッティアナロー・レクリエイション公園で開かれ、約400人が参加した。9月から大学に進学する会員への奨学資金授与をはじめ、沖縄の伝統芸能が披露された。参加者らはたまにしか会えない友人たちと、ユンタクに花を咲かせていた。
世界中で連日猛暑が続く中、ロサンゼルスも例外ではなく、猛暑が続いている。ピクニックでは例年、チキンやビーフのバーベキューがとても人気だが、今年はボランティアの熱中症を懸念し、弁当に変わった。しかし、アイス・コーン(かき氷)や冷えたドリンクが参加者に好評で、何度もお代わりする若者が目立った。
特設ステージでは、民謡、三線、太鼓、空手などさまざまな演目が披露された。琉球國祭り太鼓が響かせる太鼓のリズムに乗せて、石垣市出身でロサンゼルス近郊のエルカミノ大学でダンスのクラスを受講している留学生の岩崎カンナさんが、琉球舞踊の動きを取り入れた創作ダンスを披露した。
奨学金授与式も行われ、神谷会長が大学進学が決まった6人に奨学金を手渡した。6人は、入学後はそれぞれ広報・広告、生理学、コンピューター・サイエンス、ビジネス、建築学、リベラル・アーツなどを専攻すると張り切っていた。
(当銘貞夫通信員)