統一地方選 南城市議選告示


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 2018年の沖縄県内統一地方選は2日、名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の5市議選が告示され、本格的な選挙戦に突入した。定数124に対し、152人が立候補し、競争率1.22倍の少数激戦となっている。9日に投開票を迎える市議選の争点や注目点などを探った。
 (統一地方選取材班)

<南城>20―26 市長就任後初の審判

 【南城】南城市議選には定数20に対し、現職15人、新人11人が立候補した。現在の与野党構成は与党3人、野党13人、中立4人の少数与党。1月の市長選で当選した瑞慶覧長敏市長を支える与党が、どこまで議席を増やせるかが大きな焦点だ。瑞慶覧市長就任後初の選挙で、現市政の評価が問われる。候補者の内訳は与党系は7人、中立5人、野党系14人。

 瑞慶覧市長の就任後、副市長人事案が野党の反対多数で2度否決されるなど、市長選のしこりが続く。与党系候補者の事務所開きには瑞慶覧市長が、野党系候補者の事務所開きには古謝景春前市長がそれぞれ出席するなど、市長選同様、激しい選挙戦となりそうだ。

 また、候補者の半数近くが、瑞慶覧市長の地盤である大里に集中。与党系4人、野党系の6人、中立の1人が出馬しており、議席増を狙う与党系と、勢力維持・拡大を図る野党系との激しい攻防が展開されそうだ。