21町村議選告示、選挙ムード高まる 渡嘉敷、座間味で激戦


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 2018年統一地方選は21町村議選が4日告示され、既に告示された5市議選と併せ、9日の投票日に向けて県内は選挙ムード一色となった。北大東村議選は無投票となり、選挙戦が展開されるのは5市5町15村の計25議会となる。各党は統一地方選を30日の県知事選の前哨戦に位置付けており、激しい選挙戦が展開されている。

 今回は26市町村議選(総定数361)に計430人が立候補を届け出た。このうち政党公認の候補者は共産の20人が最多で、公明16人、自民10人、社民6人、社大2人、維新1人、立民1人と続く。候補者の86%に当たる372人は無所属。地域の結び付きや血縁関係に配慮し、政治色をなるべく薄めようとする地方選挙の特徴が出ている。

 4日に告示された町村議選では渡嘉敷村や座間味村で競合が激しい。また、定数19に21人が立候補した西原町は、新人が現職の地盤に割って入る形となる。政党公認を受ける候補者の割合も高く、各陣営が激しい票の取り合いを展開しそうだ。
 (統一地方選取材班)