宜野湾市長選控え主張に熱 立候補予定者 市議選打ち上げで演説


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(左から)松川正則氏 仲西春雅氏

 【宜野湾】宜野湾市議選の選挙戦最終日となった8日、30日投開票の宜野湾市長選に立候補を表明している市副市長の松川正則氏(64)=自民、公明推薦=と県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)は、市議会与野党それぞれの候補者の打ち上げ式に応援演説で参加するなどして、自身の主張を訴えた。

 市宇地泊で開かれた与党候補による打ち上げ式で、マイクを握った松川氏は「市議と同じ方向を向き、一緒に地域課題を市政に反映させたい」と訴えた。その上で「普天間飛行場の問題ばかりに焦点が当たるが、市内には9万8千人の市民が暮らし、子どもの貧困や待機児童などの問題もある。国と交渉しながら予算を獲得し、課題を解決していく」と主張した。

 市上原であった野党候補の打ち上げ式に参加した仲西氏は、応援演説で「市議と共に子育てや教育環境をしっかり守りたい」と連携する姿勢を強調した。緑ヶ丘保育園や普天間第二小への米軍機部品落下事故にも触れ「私が訴えたいのはただ一つ。教育現場を(米軍機が)飛んでほしくないだけだ。一日も早い普天間基地の撤去、返還を求めたい」と声を張り上げた。