新人健闘、25%占める 24市町村議、女性は30人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 2018年沖縄県内統一地方選は9日、名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の5市と5町15村の議会議員選挙が一斉に投票され、竹富町を除く24市町村議選が即日開票された。10日午前1時45分までに総定数344議席は全て確定した。当選者は現職が245人当選したのに対し、新人は87人と当選者のうち25・2%を占めた。20代は新人2人のうち1人が当選した。39人が立候補した女性は30人が当選し、粟国村では初の女性議員が誕生した。

 竹富町を含めた25市町村の全有権者数に対する投票率は57・71%で、前回2014年に比べて3・55ポイント低下した。投票率が最も高かったのは与那国町の94・81%、最低は沖縄市の49・64%だった。

 25市町村議選には総定数356人に対し425人が立候補し、競争率は1・19倍の少数激戦となった。竹富町議選(定数12)は10日に開票される。

 米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市は、佐喜真淳前市長を支えた与党が引き続き多数を占めた。沖縄市議選(定数30)は36人が立候補する激戦となり、桑江朝千夫市長を支える与党が過半数を維持した。陸上自衛隊の配備などが争点となった石垣市議選(定数22)は30人が議席を争い、配備受け入れを表明した中山義隆市長を支える市政与党が過半数を獲得した。

 統一地方選は今後、うるま市議選が30日投開票、豊見城市長選が10月14日投開票、渡嘉敷村長選が同28日投開票される。9月30日は県知事選と、宜野湾市長選が投開票される。