【沖縄】激戦となった沖縄市議選で、初当選した嵩元直萌(なおも)さん(30)。当選の一報を聞くと目を潤ませ、家族や集まった支援者らと抱き合い、喜びをかみしめた。
選挙期間中は、選挙カーを使わず「フェーストゥーフェース」で政策を訴えることを重視し、自転車で市内を回った。実家が商店を営んでいたこともあり、「地域コミュニティーを生みだすことが、経済や活性化につながる」との強い思いがある。地域のため、政治に携わりたいと手探りで選挙に挑んだ。
嵩元さんは「地域の期待が当選につながった」と今後の活動に意欲を示す。まちづくりやキャリア教育、観光振興などの実現に向け、「集まった支援者に恩返しする気持ちで取り組む」と新たな誓いを胸に刻み、地元の発展を誓った。