【東】30日に投開票が行われる沖縄県知事選について、東村選挙管理委員会が、村内の全有権者1531人に投票日を「12日」と誤って表記した投票所の入場券を送付していたことが11日、分かった。職員の入力ミスだった。村選管は、入場券は回収せず、そのまま投票に使ってもらうとし、村の各区に設置されている防災無線を通して正確な投票日を村民に知らせている。
村選管は、日付の表記が誤った投票入場券を10日午前に村内の郵便局から発送。翌日の11日午前10時半、有権者からの問い合わせで、日付の間違いに気付いた。午後1時20分と同6時20分の2回、防災無線で間違いを訂正した。選管は投開票日の30日まで、防災無線で投票日が30日であることや、14~29日は期日前投票ができることを放送する。12日には投票所3カ所に職員を配置し、対応する。
選管の担当者は「有権者の方々にはご迷惑をおかけした。地方選と知事選が重なり仕事が煩雑になっていた。確認作業を徹底し、再発防止に努める」と話した。
村内に住む有権者の男性(68)は「県の将来を決める大切な選挙でこのようなミスが起こるとは、考えられない」と話した。