仲西春雅候補の基本政策 宜野湾市長選


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒

 23日告示された宜野湾市長選で立候補を届け出た新人で県高校PTA連合会前会長の仲西春雅候補の基本政策を紹介する。

仲西春雅氏

1.全ての児童生徒が安心して学べる教育環境づくりを最優先に進める

・子どもたちの命を守り、教育環境の安全確保に全力を尽くす

・施設の安全点検、不審者への対処などを行う施設管理員を各学校に継続的に配置する

・全ての小中学校、高等学校、保育園など上空での米軍ヘリ飛行停止を市民の先頭に立って実現する

・市民から請願予定の「宜野湾市平和な空を守る条例」制定に向け、議会と連携し真摯に取り組む

・小中学校の教育施設の整備を計画的に進める

・30人学級を実現し、小中学校でのICT教育の導入や小学校英語特例校事業を継続実施する

・「しまくとぅば」や伝統文化・芸能の普及促進を図り、豊かな感性と思いやりを育む教育を進める

・安全で安心な学校給食を実現し、学校給食費の無料化を目指す

・スポーツ部活動をはじめ、文化的教育活動への支援を充実させる

・教職員のサポートを充実させ、児童生徒と向き合う時間を確保する

・人材育成づくりの仕組みを充実していく

2.新たな基地を認めず、普天間基地の運用停止、一刻も早い閉鎖・返還を強く求める

・翁長知事の遺志を継承し、「建白書」の理念に基づき、辺野古新基地建設に反対する

・普天間基地の危険性除去を実現するため、2019年2月運用停止とオスプレイの配備撤回を日米両政府に求めていく

・基地返還に伴う基地従業員の雇用問題を政府の責任で全面的に解決させる

・日米地位協定の抜本的な改定を目指す

3.市民の生命と幸福を第一に、医療・福祉・子育て支援のナンバーワン都市を目指す

・市民の健康と福祉を守る拠点として「総合福祉健康増進センター(仮称)」の建設整備を進める

・バリアフリーの街づくりを推進し、障がいを持つ市民も健常者も安心して暮らせる地域をつくる

・中止となっている「ぎのわん車いすマラソン」を市民との協働で復活させる

・高齢者の健康増進と生きがいづくり実現に向け、老人福祉センターの機能を充実させる

・職場などでの女性の管理職登用促進やリーダー育成など、女性が輝き活躍する社会づくりを実現する

・待機児童ゼロを目指し、保育環境の充実など子育て支援を強化する

・保育の無料化、中学生までの医療費の窓口での無料化の実現を目指す

・「認可外保育施設」の果たす役割を評価し、支援策を充実させる

・保育従事者の待遇改善を図る

・児童館を全ての小学校区に設置し、児童館活動を充実させる

・小学校児童の居場所づくりとして、放課後児童クラブの整備を推進する

・宜野湾市子ども未来応援推進基金(仮称)を設置し、給付型奨学金制度の創設など貧困問題の解決に向けて取り組む

・コミュニティーバスを計画し、利便性の高い交通システムを導入する

4.宜野湾市の優位性と特性を生かした産業・経済の振興と働く場を増やす

・沖縄県アジア経済戦略構想を取り込んだ市独自の施策を展開する

・一括交付金を駆使して、リーディング産業である観光・IT情報産業をはじめ地元商工業の活性化に努め、産業・経済の振興を図る

・中小企業支援機関である商工会などと連携し、各種の中小企業・小規模業者支援策を活用し、産業の振興を図りつつ、働き方改革をはじめ雇用の場の確保や雇用の質の改善に取り組む

・中小企業の振興、ベンチャー企業や創業者支援に向け、宜野湾市産業支援センター(仮称)の早期設置を目指す

・市内商工業者育成・支援を兼ねて住宅リフォーム補助制度を新設し市民の住環境改善を支援する

・大山ターンム地区の保全と開発を進め、田イモなどの一層のブランド化・6次産業化を推進する

・返還後の米軍基地跡地は、可能性豊かな場であり、産業集積地域などの整備を目指す

5.世界水準の都市型国際観光・リゾート地の形成を目指す

・沖縄コンベンションセンターを中心に国内外のさまざまなコンベンションを誘致する

・トップアーティストの公演の誘致、プロ野球球団キャンプ、トロピカルビーチでの琉球海炎祭の支援をはじめ新たなイベントを創出し、コンベンション劇場や屋外劇場などの宜野湾市西海岸地区の優位性を活かしていく

・宜野湾市西海岸地区の連続性を阻害している仮設避難港周辺については、県と連携し、クルージング、観光客交流、海産物・特産物の消費などの拠点施設や海釣り公園を整備し、マリンレジャーのメッカを目指すオーシャンフロント・リゾートとして実現する

・観光客にも魅力のある特色ある商業地域や観光地域を市民協働で創り出す

・はごろも祭りや飛衣羽衣カチャーシー大会を充実させる

・沖縄の伝統芸能を継承・発展するために定期的な伝統芸能公演を実現し、観光資源としても活用する

・市民の文化的・教育的(写真展、コンサート、映画上映など)活動を支援する

・観光の担当部署を強化するとともに、観光施策を体系的に取りまとめた宜野湾市観光基本計画を策定する

6.基地返還跡地利用は、市民本位の視点で進め、誇りある豊かな街づくりを目指す

【西普天間住宅地区】

・沖縄健康医療拠点の形成を目指しつつ、常に地権者や市民本位で進めることを基本に、高齢化社会を支えるとの視点で、「医・職・住」に重点を置く街づくりを展開する

・琉球大学医学部、同附属病院などの移転を契機に、同病院の最高水準の医療と市民病院の要素を加味したリハビリ・介護に至る切れ目のない医療・福祉の場を目指す

【普天間基地】

・何よりも地権者や市民との協働により、国や県などの連携のもと、アジアのダイナミズムを取り込んだ持続可能な地域づくりプランとなるような計画策定を進める

・モノレールの延伸を含めた交通インフラをはじめ、計画されている普天間大公園は現有する緑地も生かしながら整備する

7.行財政改革を推進して健全な財政運営を確立し、市民が主人公の市政を実現する

・行財政改革の推進、健全な財政運営の確立、一括交付金の効果的な運用を図る

・市役所窓口を改革し、市民の要望や難しい行政手続きをワンストップサービスで解決する

・老朽化した公共施設の改築・修繕などを計画的に進め、市民サービスの一層の充実を図る

・自治会公民館の整備を強力に支援し、触れ合う地域コミュニティーづくりを進め、防災対応も念頭に、安心・安全な地域づくりを目指す

・NGO、NPO、地域ボランティア活動の市民・団体への支援を充実させる

・市長や市幹部と市民(高校生、中学生などを含む)の直接対話の場を設け、「あなたの声が私の原点」を基本に、開かれた宜野湾市政を実現する