【サンフランシスコ】長寿祝い歩みに感謝 沖縄県人会敬老会 200人集い、にぎわう


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
琉球伝統芸能で盛り上がったサンフランシスコ沖縄県人会主催の敬老会参加者ら=8月19日、カリフォルニア州サンマテオ

 サンフランシスコ沖縄県人会主催の敬老会が8月19日、カリフォルニア州サンマテオの仏教会であり、県人会関係者約200人が参加した。参加者は、8月に100歳になった、県系2世のフランク・東さんの百寿をはじめ、30人以上の同県人会メンバーの傘寿と米寿を祝った。また敬老会では、8月初旬に亡くなった故翁長雄志知事に黙とうをささげた。

 敬老会では、厳しい戦中や戦後、郷土の発展に貢献した東さんをたたえ、沖縄県からの百寿を記念する表彰状が授与された。ナショナル日系アメリカン歴史社会団体(NJAHS)からも、日系アメリカ人社会の発展に貢献したとして、感謝状が授与された。

 敬老会では、サンフランシスコ日本領事館の永吉昭一主席領事が乾杯のあいさつを行った。安座間本流清風一扇会本竹絹子琉球舞踊研究所の師範本竹絹子さんと、玉城流冠扇会与那嶺恵子琉舞道場の教師ジョセフ・ジョンズさんによる華やかな「かぎやで風」で幕が開き、宮城本流鳳錦扇会新垣徳吉琉舞道場、柳清本流智花舫会牧志智子琉舞道場、三線グループ絃友会が沖縄の伝統芸能を相次いで披露し、SF沖縄エイサー島太鼓が迫力あるエイサーを演舞した。各演目が終わるたびに、会場からは大きな歓声と指笛が湧き上がった。最後は参加者全員によるカチャーシーが舞われ、敬老会は幕を閉じた。
 (東新川藤佳通信員)