【宜野湾】米軍機事故から市民を守るための市条例の制定を求めている沖縄県宜野湾市平和な空を守る条例制定請願の会は25日、宜野湾市議会に請願書を提出した。受理され、10月定例会から審議が始まる。
普天間第二小への米軍ヘリの窓落下などを受け、6月末に請願の会が発足。9月中旬まで市民1万人を目標に署名活動を展開した。8673人からの署名を得た。このうち、宜野湾市民分は3808人だった。
共同代表の多和田真隆さん、安次嶺美代子さんらが大城政利議長に請願書と署名、条例案を提出した。多和田共同代表らは「署名の重みを受け止めて、迅速、丁寧な審議をお願いしたい」と求めた。請願の会が提出した条例案は、米軍機が学校や病院、住宅密集地などの上空を飛行しないことの実現など、事故から市民を守るためのあらゆる施策に市と議会が一致して当たるよう定めている。
9月の改選を受け、10月4日から予定されている市議会定例会は新たな顔ぶれで開会する。請願は委員会付託される。大城議長は「新たな議長にしっかりと引き継ぐ」と話した。