【沖縄】プロ野球の広島が球団初となるセ・リーグ3連覇を果たした26日夜、キャンプ地の沖縄市からも歓喜の声が上がった。広島ファンが集う市上地の居酒屋「島ごはん」に集結したカープファン約50人は、優勝が決まると互いに抱き合い、喜びを爆発させた。
優勝へのマジックナンバー「1」を2日連続で減らすことのできなかった赤ヘル軍団。その鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、初回に打者一巡の猛攻を見せて一挙5点を奪った。その後も得点を重ねると、店内に応援歌が響き渡った。
試合が進み、3連覇が近づくにつれ、店内は熱気が高まっていった。九回、最後の打者を中崎翔太投手が三振で抑えると、興奮は最高潮に。悲願の3連覇にファンは狂喜乱舞した。
27年ぶりの本拠地での胴上げを笑顔で見ていた沖縄市の比嘉エリカさん(42)は「みんなと優勝を分かちあえてうれしい。カープは日本一になる」と興奮冷めやらぬ様子で話した。