30日投開票の宜野湾市長選は27日、三日攻防に突入した。立候補している無所属新人で県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)=社民、共産、社大、自由、国民民主、立民推薦=と無所属新人で前宜野湾市副市長の松川正則氏(65)=自民、公明、維新推薦=の両氏は、台風24号の接近で強風が吹く中、一票でも多くの票を掘り起こそうと市内を奔走した。
仲西氏は早朝から自転車で市内を巡り、支持を訴えた。普天間りうぼう前でマイクを握り「子どもの命、教育環境の安全確保を最優先に市民目線で市政を進める。誇りある清き一票をお願いしたい」と力を込めた。午後は支援する野党市議と共に野嵩や新城など地域回りを徹底した。
松川氏は住宅街の遊説に力を入れ、真栄原や長田を巡った。長田交差点でマイクを握り「これまで市民生活が1番を掲げて行政を担ってきた。市政をさらに発展させられるのは私しかいない」と強く訴えた。夕方には市内全域の交差点に支持者が一斉に立つ「手振り運動」を実施した。
(宜野湾市長選取材班)