沖縄・宜野湾市長選 あす投開票


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(左から)仲西春雅氏 松川正則氏

 沖縄県知事選に立候補している佐喜真淳前宜野湾市長の辞職に伴う宜野湾市長選は30日、投開票される。無所属新人で県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)=社民、共産、社大、自由、国民民主、立民推薦=と、無所属新人で前宜野湾市副市長の松川正則氏(65)=自民、公明、維新推薦=の両候補は28日、市内各地を回って支持拡大に全力を挙げた。台風24号が29日に本島に最接近するため、28日が街頭での最後の訴えになる可能性がある。

 両候補の陣営は、米軍普天間飛行場の返還・移設問題を最大の争点に、激しい選挙戦を展開してきた。辺野古移設の是非が最大の争点となっている県知事選と同日選となり、今後の沖縄の基地問題を占う上で大きな注目を集めている。

 仲西氏は宜野湾市の長田交差点で支持者たちと早朝に手振り行動を実施した。その後、マイクを握り「子どもの命や教育環境の安全確保を最優先に、玉城デニー知事選候補者と共に米軍機の飛行停止を含め政府に求めていく」と力強く訴えた。

 松川氏も早朝から同市普天間の交差点に立ち、手を振って通行車にアピールした。その後、支持者を集めた集会で「県知事に佐喜真淳、市長に松川正則を押し上げてもらい、タッグを組んで普天間飛行場の問題を解決させる」と力を込めた。

 22日現在の選挙人名簿登録者数は7万6610人(男性3万6727人、女性3万9883人)。