宜野湾市長選が30日、投開票される。選挙戦は県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)=社民、共産、社大、自由、国民民主、立民推薦=と前宜野湾市副市長の松川正則氏(65)=自民、公明、維新推薦=の無所属新人同士の一騎打ちとなり、激しい選挙戦を繰り広げてきた。29日に台風24号が最接近するため、街頭での選挙戦は事実上、最終日となった28日、両陣営は市内で集会や街頭演説を開き、支持を訴えた。(宜野湾市長選取材班)
◆子どもの安全 最優先 仲西氏訴え
子どもの命、教育環境の安全確保を最優先に掲げ、平和で誇りある豊かな宜野湾市を目指す。市内では、小学校や保育園での米軍機からの部品落下事故があった。学校上空を米軍機が飛行しないよう玉城デニーさんと手を取り合い、日米両政府に強く求める。翁長知事の遺志を継ぎ、建白書の実現や子どもの貧困問題の解決にも取り組む。米軍普天間基地問題では市民、県民に寄り添い、早期の閉鎖、返還を日米両政府に訴えていく。そのためにも、あと一押しの力を貸してほしい。誇りある清き1票を、仲西にお願いしたい。
◆普天間解決 県と共に 松川氏訴え
宜野湾が一番、市民生活が一番を掲げ、佐喜真淳前市長と共にさまざまな事業を展開してきた。これらを継承、発展させ、宜野湾の明るい未来、子どもが健やかに育つ環境の整備に取り組んでいく。それができるのは、私しかいない。6年半の副市長を含めた豊富な行政経験、実績を市政に役立てていく。最大の課題である普天間飛行場の危険性除去、一日も早い閉鎖・返還は、県知事に佐喜真、市長に松川を押し上げていただき、タッグを組んで解決する。宜野湾市、沖縄県の素晴らしい未来を一緒につくり上げていこう。