【名護】「県民の良心の勝利だ」。米軍普天間飛行場の移設先となっている沖縄県名護市では、移設反対を訴えた玉城デニーさん(58)の勝利に市民から喜びの声が上がった。
市内にある玉城さんの選対事務所には午後8時前から続々と市民が詰め掛けた。前名護市長の稲嶺進さん(73)は「県民の良心は揺るがない。県民の誇りが政府に打ち勝った」と語気を強めた。ヘリ基地反対協共同代表の安次富浩さん(72)は「民主主義を標ぼうするなら、国は結果をしっかりと受け止めてもらいたい」と話した。
佐喜真さんの北部事務所には渡具知武豊市長(57)ら支援者が集まった。玉城さんの当選を受け、渡具知市長は「結果を受け止めないといけない」と険しい表情で語った。