台風25号の接近で宮古島地方に暴風警報が発表されたことを受け県は4日午前、玉城デニー知事を本部長とする県災害対策本部を設置し、午前11時45分から県三役と全部局長が出席した対策本部会議を緊急に開催した。
知事に就任して直後の初仕事となった玉城知事は「先週の台風24号の被害の復旧が十分に行われていない箇所がある。
気象情報や自治体の避難情報に注意し、早めの避難行動をとってほしい」と県民に注意喚起するメッセージを読み上げ、停電に備えて福祉・医療施設では自家発電機の点検を事前に行うことなどを呼び掛けた。
会議では沖縄気象台の担当者が勢力や今後の進路について説明し、県の各担当部局が公共交通機関の運休予定や観光客への対応などを報告した。
沖縄本島地方でも暴風警報が発令される見込みのことから、県庁は午後0時半に業務停止命令を発令し、職員を帰宅させる。玉城知事の就任記者会見は午後に県庁で予定通り行うものの、会見後の午前3時に予定していた新知事による職員訓示は取りやめとなった。【琉球新報電子版】