台風25号は2日時点では5日朝から昼前に沖縄本島地方に最接近するとの予想だったが、実際は早まって4日深夜から5日未明にかけて最接近した。沖縄気象台は要因として(1)沖縄本島地方の近海で暴風域を広げた(2)速度をやや上げた(3)予想進路の中で東側のコースを通った―の3点を挙げる。
当初の予想では、沖縄地方に接近する時点は暴風の半径は170キロから190キロだとみられていた。しかし、実際には約220キロに広がっていた。速度は、沖縄地方に接近する時点で時速15キロから20キロで進むとみられていた。実際には4日時点で時速25キロまで速度を上げた。進路は2日時点の予想よりも東側の沖縄本島地方に近いコースを進み、宮古島地方からは離れた位置を通過して北上していった。