第73回国民体育大会「福井しあわせ元気大会」10日目の8日、福井県内で各競技が行われ、県出身でボクシング成年男子ウエルター級埼玉県代表の金城大明(那覇高―東洋大、自衛隊体育学校)が日野魁人(愛媛)を5―0の判定で下し、国体3連覇を果たした。
成年男子ライトヘビー級のジョンソン・ジュリアン(沖縄水産高校教員)は決勝で敗れたが、国体自己最高の準優勝に輝いた。
金城は1回から左ストレートが「面白いように」決まり、終始、相手を圧倒。国体3連覇に「ほっとした」と笑顔を見せた。
ジョンソンの相手は、ハードパンチャーで開催地福井県代表の但馬ミツロ。2回、相手の頭が当たって左目を切るアクシデントもあり、2回1分58秒でセコンドがタオルを投げ入れた。
ジョンソンは「下がらず前に出る自分のスタイルで戦えた。悔いはない」と充実感をにじませた。【琉球新報電子版】