政治

議長不在いつまで… 与那国町議会 予算審議入れず、県民葬も欠席

新議長が決まらず、議長選を繰り返す与那国町議会=2日、与那国町

 【与那国】沖縄県与那国町議会の議長が決まらないことで、町行政など多方面に影響が広がっている。補正予算案などの議案審議に入れないことから、町は本来、町議会が議決・決定する事項を町長が代わりに処理する「専決処分」を検討する。新しい議長が出席予定だった9日の翁長雄志前知事の県民葬への欠席も決まった。

 村議会定例会が開会した9月28日から10月5日まで計34回の議長選がこれまで実施されたが、いずれも当選者が辞退し、議長が決まっていない。与野党の議席数がきっ抗し、双方とも採決に加わらない議長の選出を避けたいのが理由だ。

 議長不在では、一般質問の通告ができないほか、自治体議員が兼任する八重山広域市町村圏事務組合議会議員の選出などの手続きもできない。

 与那国町は、防災行政無線工事発注に関する経費や定数増で増えた議員4人分の報酬などを盛り込んだ約6億円の補正予算案を町議会に提出する予定だが、町議会での審議入りが見通せない状況だ。